
難関中学合格者の共通点【第5回】
「わからない言葉を、そのままにしない。」
これまで、難関中学校に合格した子どもたちに共通していたことを、何回かに分けてご紹介してきました。
今回お伝えしたい5つ目の共通点は、
「わからない言葉を、そのままにしない」
という習慣です。
私がこれまで指導してきた子どもたちの中で、語彙力や読解力が高い子には、ある共通した姿がありました。
知らない言葉や意味のあいまいな言葉に出会ったとき、
「たぶん、こんな意味だろう」
とそのまま読み進めるのではなく、辞書を引いて意味を確かめるのです。
■ 一つの言葉を調べることから、学びは広がる
辞書を引くと、目的の言葉の意味だけでなく、その周りにある言葉や、似た意味の言葉、反対の意味を持つ言葉などにも出会います。
一つの言葉を調べたことをきっかけに、二つ、三つと新しい言葉に興味が広がっていく。
この小さな積み重ねが、やがて大きな**「語彙力」**になっていきます。
そして語彙力が増えると、文章をより正確に理解できるようになります。
これは国語だけの話ではありません。
算数の文章題も、理科も、社会も、まず問題文に書かれている言葉の意味を理解しなければ、正しく考えることはできません。
だから私は、子どもたちにいつも伝えています。
「語彙力なくして、学力なし。」
■ 「これ、どういう意味?」と聞かれたら
ご家庭で、お子さまから
「お母さん、この言葉どういう意味?」
「お父さん、これ何?」
と聞かれることがあると思います。
そんなとき、すぐに答えを教えるのも一つの方法です。
でも、ときには、
「一緒に辞書で調べてみようか」
と声をかけてみてください。
最初はお父さん、お母さんと一緒で構いません。
それを繰り返しているうちに、わからない言葉に出会ったとき、自分から辞書を開くようになります。
私は、ここがとても大切だと考えています。
■ 辞書を引く習慣が「自ら学ぶ力」を育てる
辞書を引くことで身につくのは、語彙力だけではありません。
「わからないことがあったら、自分で調べる」
という学習姿勢そのものが育っていきます。
誰かに答えを教えてもらうのを待つのではなく、自分で調べ、自分で考え、自分で理解する。
これは中学受験だけでなく、その先の中学校、高校、大学、そして大人になってからも必要になる力ではないでしょうか。
「わからない言葉を、そのままにしない。」
とても小さな習慣ですが、その積み重ねが子どもの語彙を増やし、読解力を育て、やがて**「自ら学ぶ力」**へとつながっていきます。
一つの言葉との出会いが、
お子さまの世界を広げ、未来をつくっていく。
Dreamkidz まなび舎では、これからもそんな「言葉との出会い」を大切にしていきたいと思います。
